日々ちまちま。
2008年 04月 29日
今日の午後の地震。
登別は震度3でした。
ワタクシは仕事場におりました。
ん??ちょっと揺れてる??あれ、まだ揺れる??
もしかして大きい地震かも~!!
と、あわてて押さえに行ったのは・・・・
乾燥中の壷でした・・・・(爆)。
さて。
今製作中のものの中に「足付きの四角いお皿」があります。
今までサイズは色々でしたが何件かのお店に納品させていただき、今回も
とある和食屋さんでお使いいただくものを作っています。
お皿本体は比較的楽な気持ちで作ることができるのですが・・・・
問題はその後。
まず、曲がらないくらいに乾燥させて、足をつけます。
この「曲がらないくらいに乾燥」と言うのがくせもので(笑)、
足をつけるにはちょっと硬いんですよね。
本体と足の硬さの調節が微妙に難しい・・・。
硬さが違うと乾燥中に接着したところにひび割れがでてくるので、何度も様子を見ながら
ひびをなおします。
乾燥中もお皿の曲がりに気をつけないといけませんが一番曲がりに気をつけないと
いけないのが本焼きの時。
足だけではお皿が曲がる・・・というか平面がある状態で焼けてくれないので
道具土と貝で支えを作ってあげています。
今回は一枚につき10個の支え。
もう少し少なくてもいいのかもしれませんが、なるべく平面がある状態で焼きあがって欲しいので
これくらいあった方が安心。
ということで、窯詰めがいちばんのちまちま作業になります。
道具土を丸め・・・貝と一緒にセット。
場所や高さを確認しながらの作業なのでとても時間がかかります。
窯詰め終了まで遠い道のり(笑)。
制作当初から窯に入れるまでちまちまと作業が続く足付きのお皿。
なかなか大変です。
でも、一番最初にこのお皿を作ったとき、自分の想像を超えるようなアクシデントが
たくさんあり本当に勉強になりました。
足付きのお皿ひとつに教えてもらったことはとってもたくさん。
ある意味恩師ですね(笑)。
そして今回もすべての工程が無事に進める事ができるように日々足付きのお皿の
面倒を見ています・・・。
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足は3個ですが安定してますよ。
主にピーナッツや枝豆等の酒のつまみ用として
存在してます。
片口同様気に入ってますよ。
(何の作業やね~~ん! 爆)
工房の古いねじ巻き式でボンボン音が鳴る振り子時計が
2時半近くで止まっていたので、何で止まったんだろーと
呑気にネジをまきまきしてましたが、
地震の揺れで止まったかもしれませんね
でも乾燥中の作品が無事でよかったですね^^
お皿類はほんとうに手のかかる子ども達ですよねーー
毎度毎度、悩まされます^^;
素敵な足つきお皿が出来上がりますように♪
いつもお使いいただいてほんとうにありがとうございます♪
DONさんが買ってくださった足付きのお皿はカーブのついたタイプだと
思います。
今回は「なるべく平たく」が一番の目標なのでちょっと面倒なことに
なってます(笑)。
でも、案外つらくないんですよね。どちらかと言うと楽しみながら
作業できてます。
でき上がりが悲しい状態だとそんなことも言ってられなくなると
思いますが(爆)。
ほんとになんの作業やねーん!!ですね(笑)。
地震って、おそとにいると気がつかないこと多いですよね。
そばの畑で作業していた近所のおじさんのところへ「今、地震だったよ。
けっこう揺れたよ~」と知らせにきた人がいる声が聞こえてきたのですが、
そのおじさんも「えぇ~、オレ、全然わからんかったわ~」って言ってました。
アイテムごとに難しいことがたくさんありますよね。
タタラはそり曲がりするし、ロクロはダエンに・・・(爆)。
仕事の中ではロクロは好きなほうですが、実は「めし碗」ひくのが
苦手です・・・(爆)。
長方形の板をたくさん作ってステンドグラス状の額縁を作っていたのですが、その部品は乾燥時にも焼成後にも曲がる曲がる。(笑)
最初の頃は半分ボツになりました。
ある作家さんの個展で陶画を見ました。
あまりにも見事な平面だったのでびっくりしました。
一体どうやって‥‥
企業秘密だろうなと思ったのですが、一応尋ねてみました。
あっさり教えてくれました。
棚板に描いていたんです。(爆)
道具土を一つずつつけるのって面倒ですよね。
教室だと生徒さんのお皿が歪みそうだと、
道具土で何とかしようと試行錯誤だったりします。
まあ、薪窯に詰める場合はすべてのうつわに道具土を使うので、
それに比べればまだましかも。
棚板で陶板ですか・・・。すごいですね(笑)。
漫才のネタのようにうそみたいなオチ(爆)。
器は棚板ではできないから、やっぱ曲がりとのおつきあいに
なりますよね。
必要な数の倍は作ります(爆)。
地道な作業、わかってくださり感謝~。
薪窯のお手伝いに行ったとき、道具土つけもお手伝いしました。
ひとつひとつ舐めて器にくっつていたので、窯から出てきたときには
「アダモちゃん」状態。
爆笑されました(汗)。
あの作業も大変でした~。