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「黒いシリーズ」ができるまで。

前回の記事とコメントで「撥水剤」という言葉が飛び交ったので、
mofuraさんのコメントにあった「黒いシリーズ」がどうやって出来上がるか
ご紹介します~。
「黒いシリーズ」ができるまで。_d0114782_1432228.jpg

                             これが噂の「撥水剤」。
                       釉薬をつけたくないところに塗って使用します。
                       

「黒いシリーズ」ができるまで。_d0114782_14344456.jpg

まず、素焼きした作品の底の部分と土を見せて
模様にしたい部分に撥水剤を塗ります。


   





「黒いシリーズ」ができるまで。_d0114782_1435081.jpg 


撥水剤の模様に沿って釉薬を筆で置いていきます。
黒いシリーズは模様に2種類の釉薬を使っています。  







「黒いシリーズ」ができるまで。_d0114782_14351674.jpg 


模様の釉薬を塗り終えたら、さらにその上から
撥水剤をもう一度塗ります。







「黒いシリーズ」ができるまで。_d0114782_14353156.jpg
全体に釉薬を掛けます。
模様のところはほぼ撥水してますが、完璧ではないので全体に掛けた釉薬がついてしまったところをスポンジで丁寧にふき取ります。
これをちゃんとやらないと全体に掛けた釉薬が黒なので模様に黒がついて汚くなってしまいます。






「黒いシリーズ」ができるまで。_d0114782_14354982.jpg


きれいに拭いてできあがり。

このあと窯へ。






「黒いシリーズ」ができるまで。_d0114782_1436470.jpg

やきものになりました。

黒いシリーズはこうやって作っています。







手間はかかりますが、難しいことはしてません(笑)。

この作業のいやなところをあげるとするなら・・・・・
仕事がちまちまなので一日中やってると自分もちまちまになってしまうところでしょうか(爆)。


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Commented by mofura at 2007-09-04 15:27 x
私、今・・・ものすっっっごくちまちましい作業ばかりしてます。
背骨が丸まったまま固まりそうです。

黒いシリーズ、当店でも人気があります。
たくさんの黒子ちゃんを生み出してくださいねーーー。
Commented by CUB子 at 2007-09-04 21:23 x
2回目に塗る撥水剤は、1回目と同じものですか?
手間がかかると、やっぱり結果に出ますね。
我が家にある白いシリーズを、しみじみ見つめるCUB子です。
CUB子も撥水剤が大好きです。
先日、撥水剤を塗った作品にコンプレッサーで吹き付けたら、全然はじかなくて
痛い目にあいました。(汗)
Commented by りきこ at 2007-09-04 23:03 x
撥水剤、わたしはよく、こぼしたりします。
ああ・・・・
そんなわけで、あまり使わないです。
Commented by honey8787 at 2007-09-04 23:38
慎重に気をつけていてもなお、筆の先から撥水剤が垂れてしまったり、こぼしてしまったりしませんか?何とかならんでしょうか。
それと、釉薬がついてしまったところをきれいに拭くのが肝要なんですよね。細かい作業だから大変です。
Commented by toubounonki at 2007-09-05 00:31
◇mofuraさん
ここんとこ、お忙しそうですね~。
仕事はちまちまでも日本征服、忘れないでください(笑)。
Commented by toubounonki at 2007-09-05 00:36
◇CUB子さん
全部同じ撥水剤ですよ~。
この作業について、「どうしてこんなことに頭突っ込んじゃったんだろ・・・」とちまちま状態になった私はつい考えてしまいます。

下ばっかり向いているとだめですねぇ・・・。
ちまちま仕事を明るくする方法、開発しなくちゃね(笑)。
Commented by toubounonki at 2007-09-05 00:38
◇りきこさん
写真のテーブルをよーくご覧ください。
撥水剤をたらした跡が点々と・・・(爆)。
ジーンズにも、床にも点々とつきまくってますよ~。
私もおんなじでーす(笑)。
Commented by toubounonki at 2007-09-05 00:45
◇honey8787さん
いや~、ほんとになんとかならんでしょうかね・・・。
私もこぼしまくりです。
たらした部分が少しならカッターや紙やすりで処理したりしますが、
どうにもならんときは再度素焼きですね・・・。
そこだけバーナーであぶる、という手もあるとは思います。

私は筆の太さを何種類か用意することと、塗るときに垂れてもいい方向
を下にして塗る、などの対策をしてます。
それでもこぼすことが多々ありますが・・・(爆)。

Commented by てると゜ at 2007-09-05 06:32 x
自分もちまちま‥‥分かります。(笑)

他に付かないようにするのも大変ですよね。
釉薬に混ぜる撥水剤も使ってみましたが、同じ物をたくさん作らないので1回で終わってしまいました。(笑)
水性の撥水材の方が使いやすいかなって思い始めました.

Commented by nagomi-perori at 2007-09-05 12:57
うわ~!こんなにちまちまだったんですね!
た、た、大変な作業ですね…(^^;
いま作ってる「初ろくろ湯飲み」、この技法に挑戦してみようかな!?
そしたら少しは、私のせっかちな性格が直るかも~!?(笑)
Commented by nagomi-perori at 2007-09-05 12:59
あ、追伸です。
「黒いシリーズ」で、百恵ちゃんを思い出してしまったのは私だけかしら?(笑)
Commented by toubounonki at 2007-09-05 18:44
◇てるどさん
あっ!ここに究極のちまちま仕事してらっしゃる方がいた~(笑)。
明るくちまちまできる秘訣があったら教えてくださいまし~!!

油性の撥水剤はすぐに次の作業ができるところが気に入ってます。
それ以外のことは水性も油性もほとんど変わらないのでは
ないでしょうか。
Commented by toubounonki at 2007-09-05 18:49
◇nagomi-peroriさん
私も黒いシリーズと名前をつけてみて後から「これって・・・百恵ちゃん??」
って思いました(笑)。
やっぱああいう有名なテレビ番組の名前って無意識に頭の中に
眠ってるんでしょうねぇ。

作り方、ブログに書くとあっという間に出来上がっているように
見えてちょっと「ちぇっ!」と思ってたんですが(笑)、わかってもらえて
よかった~♪
いっぺんに何十個もやると頭が「あははは~」になるので休憩しながら
やってくださいね~!!
Commented by DON at 2007-09-05 20:02 x
大変な作業ですね。
でも、ますますやりたくなりました。
しかし、今すぐ退職するわけにはいかないので、
楽しみとして後にとっておきます。
ちまちまは、意外と苦にしないタイプなので、
向いてるかな?
Commented by Serena_fiona at 2007-09-05 23:51
撥水剤を使ってのこういった作業、したことがないので勉強になりました。
分かりやすかったです。
でもちまちまは苦手分野なので、持久力が試されそうです。。。

リンクさせていただきました!
これからもよろしくお願いします♪

Commented by toubounonki at 2007-09-06 01:33
◇DONさん
DONさんは絵もお上手なので、やきものに絵付もできますね♪

退職してから、とおっしゃっているのはきっとはまっちゃう予感があるのかも??(笑)。
おそば打ちと陶芸は工程に似たところがあるので、ぜひ両方やってみて
ください~!!
Commented by toubounonki at 2007-09-06 01:38
◇ Serena_fionaさん
リンク、ありがとうございます♪

実は私も細かい作業が苦手なんです・・・。
大雑把というか・・(爆)。
そんな私でもできる作業なのでどなたでも大丈夫だと思いますよ~!!
ただ、たくさんやるとなると確かに持久力は必要かも(笑)。
Commented by のりこ at 2007-09-06 17:32 x
黒いシリーズとは関係のない話なんだけど。

今日のニュースで旭川競馬も来期で廃止となるそうです

歴史があっても収益がないと廃止、寂しい限りですね。

Commented by toubounonki at 2007-09-06 19:31
◇のりこさん
私もさっきニュースで知ってびっくりしました。
旭川競馬場がなくなるってことだもんね・・・。

道営競馬を存続させるためなんだろうけど、ほんとに寂しいね・・。
昔は旭川でばんえい競馬もやっていたはずだし・・・。

なんか競馬にも「地域格差」を感じるこのごろです。

by toubounonki | 2007-09-04 14:55 | やきもの | Trackback | Comments(19)

「陶房呑器」陳野原 久恵の のんびりのんきなやきもの生活ブログです。


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