ゼーゲルコーン。
2014年 02月 14日
窯を買って1年くらいずーっとゼーゲルコーンを使っていました。
ゼーゲルコーンは窯を焚くときに焼成温度をその変形度合いではかるという三角錐の温度計のようなもの。
窯用の温度計と併用してました。
写真の三角錐を窯の中に立てて(決まった角度があります)おくとお辞儀をするようにまがっていきます。
しかし・・・炭化をするようになってからはゼーゲルコーンをほとんど使っていません。
理由は、炭化のときは耐火レンガをさやにするので色見の穴から見えるところに置けないという
のが一番なのですが、
このたくさんの焼成グラフもゼーゲルコーンを使わなくなった理由かもしれません。
私は灯油窯を使っているので、素焼きでも本焼きでも必ず焼成グラフをつけています。
グラフは簡単なもので温度の経過や調整した時の灯油の量、風量を記入してあるだけ。
大きな失敗をしたときにはその失敗の内容がなぐり書きしてあります(笑)。
灯油の窯は電気窯のようにコンピュータで温度管理をすることはなく、自分の目で炎の様子をみて
灯油の量と風量を調整していきます。
気温によって灯油の粘性が変わったりするのでバーナーの目盛はあくまでも目安にすぎません。
自分を信じることができるようになるのにはやっぱり経験が必要です。
何枚あるか(枚数と窯を焚いた回数は同じです)は数えてないからわからないけど
失敗も成功もこの焼成グラフのなかに全部詰まってます。
今でも窯たきの失敗はありますが、このたくさんのグラフがちょっとだけ自分の自信になっている
のかもしれません。
それにしても大きな故障もなくこれだけの回数の窯たきに付き合ってくれているわが家の窯にも
感謝しなくちゃいけませんね(^^)。
今日もおつきあいいただきありがとうございます!!
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私の使わせてもらっている灯油窯もなんだかんだ修理をしながらも、たぶんもう30年くらい使っているみたいです。
つきっきりで調整するのは面倒ですが、それなりに面白いです。
バーナーさえ無事ならほんとに長持ちしそうですね。私のところはまずは煙突を交換しないといけなくなりそうです。
コンピュータも使わずにアナログな焚き方ですけど(笑)私も灯油の窯が好きです(^o^)