いろいろなニーズ。
2011年 07月 21日
昨日、室蘭で作品を置いていただいているお店に久しぶりにお邪魔しました。
その時に「やきとりを食べるときに串をひっかけて抜くことができるお皿が欲しい」という
お客様がいらっしゃった・・・というお話になりました。
確かに女性がやきとりなどの串ものを食べるときってそのままわしわし食べるのではなく
串から抜いてお箸で食べることが多いかも。
お話のイメージとしてはふちが垂直に立ち上がっていて串を入れる隙間があるかんじ???
垂直に立ち上がらせたお皿に切れ込みを入れたらはたしてそれはまっすぐのまま焼きあがるのか??
串を引き抜くのに耐えられるようにするには厚めにつくらないといけないか??
など考えました。
考えてもすべては形成し焼いてみなければわかりません。
お客様のニーズは千差万別。
このお皿の話にしても全く考えたこともないアイテムでした。
あ、室蘭や登別で「やきとりください」っていうと豚の精肉が出てきますのでご注意を。
名物の「室蘭やきとり」は豚精肉に洋がらしをつけて食べるんですよ~。
上の写真は4年前くらいになるでしょうか、お客様から注文をいただいて作ったもの。
ちょっと大きめサイズのめしわん状のうつわに「ぽっち」をつけています。
このうつわはめしわんとしてご利用されるのではなくて、お味噌汁などを食べる汁椀としてお使いに
なるとのこと。
汁が指についたり、熱くなったりすることがないようにぽっちに親指をかけられるようにしてほしい
というリクエストでした。そのお客様のご家庭ならではの使い方ですよね。
自分で作ることが不可能なこともありますが、お客様からのユニークな発想は勉強にもなるし、ヒントにもなりますね。
マグもいろいろな大きさのご要望があったのでサイズを統一せずに作っています。
いろいろサイズを作るようになってから「使いやすいです」と言っていただく機会が増えたような気がします。
これはお客様がご自分の使い方にあったサイズのマグを選んでくださったからだと思います。
普段使いのうつわを使っているわたしにとって「使いやすい」と言っていただけるのはとってもうれしいこと♫
ニーズにあったものを選んでいただけた喜びも。
我が家で使っている自分の作品の中でもヘビロテしているものが数点あります。
これは使い勝手が我が家のニーズに合っていたんでしょうね。
マグもこれはスープなどを飲むときに、こっちはコーヒーを飲むときに・・・と大きさにより
自然と使い分けています。
食卓でのおかずの盛り方も各家庭それぞれのやり方があると思います。
すべての家庭に対応できるだけのアイテムを作るのはちょっと無理かもしれないけど(笑)、
「使いやすい」と言っていただけるうつわが増えるように制作していこうと思います。
今日もおつきあいいただきありがとうございます!!
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焼き鳥専用のお皿と言えば、まさに室蘭の方がデザインされてましたよね!
http://www.noord.jp/
あと、函館のハセストの焼き鳥弁当(もちろん豚串)は、蓋をした状態で串を抜く事が出来るよう、溝が付いてます。
http://www.hasesuto.co.jp/yakiben-banasi.html
豚串は、串を抜いて食べるのが基本なのでしょうかね?少なくともニーズがあると言う事なんでしょうね。
そういう私も串を抜いて食してしまいます。
串皿、すんごくおしゃれですね~。こんなお皿があるなんて知りませんでした。
それに引き抜くのと逆の方に指を入れてしっかり押さえることができるんですね。すごいなぁ。
函館でもやきとりって頼んだら豚串がでてくるんでしょうかね(笑)。
ちなみにむろらんやきとりはたまねぎが刺さってます~。
思いもかけない使い方ってあるんですね。
いいアイディアが浮かぶといいな、と思っています。
自分の食べ方を考えてみるとお肉が小さいときはそのままわしわしと食べてお肉が大きめで食べにくいと串からはずしているような気がします。
それでもそんなお皿はまったく思いつきませんでした(笑)。
あら、たまちゃんも男らしいのね(笑)。
とても大きなサイズのマグをご注文いただいたときも私の想定外のサイズだったのでとっても驚きました。
でも、それも定番アイテムにするとぽちぽちと嫁にいっています。
そういうニーズがほかにもあるってことなんですよね。
お客様の意見を取り入れてうつわを作っていくの、刺激になりますね♪
かなり大胆に作ることができそうですけど。
業務用だとかなり制約がありそうです。
引っ張る角度などを工夫して皿を押さえなくても引き抜けるような
大胆な作りの皿を期待します。
≧(´▽`)≦アハハハ
そうですね~、シンプルな作りで丈夫なのが業務用にはむくかもしれませんね。
ななめ手前に引き抜くように作れればあまり力を入れずに抜けるかも。
あとはデザインとのかねあいですかね(笑)。
いつもありがとうございます♪
使いやすい、と言っていただけるのがなにより励みになりますよ~。
私の好きな茶色の釉薬も気に入っていただけてうれしいです♪
これからもいろいろな器が旅立っていけるようにがんばります~。