それぞれの「志す」。
2007年 07月 31日
やきもの市前にとばしすぎた疲れもようやく取れ(おそっ!!)これ以上休むと
怠け癖がつきそうなので再開しました。
おかげで激しく筋肉痛・・。
さて。先週のお話です。
私のところに「おひげの青年」がやってきました(年からいくとおじさんに片足つっこんでるかな・・・笑)。
やきものを作りに。
彼はこの春に長くお勤めしていたところを退職、シルバーアクセサリーとリサイクル家具、
雑貨の製作、販売のお店を開業しようと準備を進めています。
入念な下調べをした資料の数々、そして熱い気持ち。
話を聞いていて、素直に「がんばって、成功してほしいなぁ・・・」と感じました。
でも・・・・・・。
「作ったものを売って生活を成り立てる」ということは本当に、本当に難しいこと。
事業を立ち上げるのにかかるお金は試算できるけど、売上げは予想が立ちません。
やきものの世界でも有名な先生が薪を買うお金に苦労しているといううわさも聞こえてくるほど・・・。
そして、作品を売って食べていくことが大変なのは陶芸の世界だけではないと思います。
「おひげの青年」作品群です。
後ろに見えるのは私が作ったお見本(笑)。
もちろん、彼の覚悟や志は強いものがあります。
いいヤツなのでほんとにがんばってほしいな、と思います。
彼が志す場所にはいままで経験したことのない苦労がごろごろと転がっているはず。
鋼の気持ちでそれを乗り越えて成功して欲しい・・。
がんばれ!!「おひげの青年」!!
・・・・・と、志すことや物をつくることについて改めて考えていたとき。
mofuraさんに聞かれました・・。
「呑器さんの最終目標は??」
きっと彼女は会話のなかで何気なく私に尋ねたんだと思います。
しかし私にはずっしりとくる言葉でした。
あのときの私はちょっとおたおたとしていたに違いありません。
返事もとても抽象的だったと思います。
それは、私が具体的に考えたことがない「志」だったから。
もちろん、私にも小さくて近い目標はたくさんあります。
そろそろ個展やりたいとか、ネットで販売してみたいとか、もっと技術をあげたいとか、もっとセンスよくなりたいとか・・・。
あげるときりがないくらい(これは目標じゃなくてただの欲なんじゃ??爆)。
でも「最終的にどうなりたい」と考えたことがなかった・・。
尋ねられて考えたことがないことに気がつきました。
で、また考えてみました。
抽象的な答えしかでてこない。
「自分らしさの発見」。
mofuraさんへの返事もこれでした。
文字にしてみると・・・「なんじゃこりゃ!!」です。
あまっちょろいのもいい加減にしろ!!です。
なんか、きれいごとです。
安倍総理のよくわかんない「美しい日本」と同じで抽象的すぎます。
私は目的地を決めずに陶芸の旅をしていたのです。
それとも目的地を決められないくらいまだまだ未熟者ということなのでしょうか(涙)??
どちらにしろ、もっと進む先を明確にしていく必要があるようです。
江別やきもの市という大きなイベントが終わって緊張の糸が緩んでいた心に
またピンと糸を張ってくれたおひげの青年とmofuraさんに感謝。ありがとう♪
mofuraさんのお店のディスプレイも夏らしくしていただいてました!!
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実は、目標や将来の夢を聞くのは私の癖のようなものです。
勝手な思い込みですが、少しでもその人のことを知れたような気になるからです。
目標や夢をはっきり言える人は、絶対にパワーがあります。そのパワーのお裾分けをいただこうという魂胆です。ふふふ
自分らしさの発見。私は悪くない答えだと思いましたが・・・・。
実益的な目標ではなくて、精神的な目標だったのが「のんきさんらしい」
と、逆に思いました。
高校の文集の「将来の夢」に「日本征服」と書いたのは私です。
腹黒すぎる・・・。
またその先々で変わっていってしまうものかもしれないしね・・
でも、ご存じだとは思うけど、夢を語るのは大好きです。(笑)
人生は思うようには進まないことなど知っているけど、夢も見ないと叶わないしね。
口に出せばもっと近づけると思い、目指せ美人陶芸家!と豪語しているCUB子です。
私の陶芸人生の先には、1つの釉薬を研究し続けて10年!とか
そういう感じじゃなくて、仲間に囲まれながら楽しく陶芸をやれていればいいかな。
なんて今から甘っちょろいこと言ってます。陶芸が嫌いにならないように、ずっと楽しくできるように、大切に大切に付き合っていきたいです。
最近は、そんな感じです。(笑)
今日はどもです(^^)ピンと糸がはった感じ、話していてわかったよ。
久々に会ったけど、前よりずっと②いきいきしていたよ~。
きっと私の頭が物事を抽象的に捉えようとしてるんでしょうね。
言い方を変えれば現実的に物事を捉えられないということにもなります。
これは私の弱点です(笑)。
現実逃避しがち(爆)。
考えても考えても具体的な姿が思い浮かばない(汗)。
ゆっくり考えます~。
それにしても高校生にして「日本征服」はなんと腹黒い・・・(笑)。
ほんとにね、聞かれてはっとしましたよ。
まるで考えたことなかったし(汗)。
目標はその時々で変わっていくものだし、陶芸の旅をしていても
行き着くところはみんな違うし。
CUB子さんの夢、ステキだと思いますよ~。
「こっちへ進もう」という方向もはっきりしてるし。
私ももすこし方向をはっきりさせないとね。
大御所ですら厳しい現実と戦っているんですね。
私はどうかな・・・
今は正直、目先の目標(欲?)でイッパイイッパイです。
でも将来はどういう形になりたいんだろうって
実はここ最近考えたりしてました。
まだ結論は出ないままですが・・・
転勤しながらでも続けられる陶芸の形はどんなものだろう?と
模索してる最中です。
ハッキリしてるのは 陶芸は一生続けたいなーということくらいです(笑)。
長生きして、陶芸を通じながら老若男女が集まれる
陶芸スペースを作ること。
私が年とっても寂しくならないように、
みんなに集まってきてもらうの(笑)。
ウフフ^^それはちょっと冗談ですが、
将来、色んな人が土に触りながらお話しして
その後お茶したりして楽しい時間を過ごせていけたら
いいなあ~
続けるかぎり楽しさも苦しさも運んでくる陶芸ライフ・・・
もう足をつっこんじゃったのでとことんやるしかないですなぁ~^^
一応、インド、カナダ、USA、台湾の個人のコレクションには入っているのですが、自分でも売り込みに行ってみたいです。
その前に全国の焼き物市に出店!‥‥かな(笑)
「・・・どっちが本職なのですか。」と。その時答えます。
「どちらも僕の大事な仕事です。僕じゃないと出来ない仕事なンです。
この二つが僕のライフワークです。」と。
・・・「プロ」として生計を立てていくのは並大抵のことではありません。
前にもお話をしましたが、現実、陶芸で食べていくには、
「いいものを作る。」よりも、「いいものを売る。」という行為のほうが、
はるかに難しいということを理解しなくてはなりません。
陶芸の世界を取り巻く状況は、これからさらに厳しくなっていきます。
今までの「成功例」や目標となっていた「モデル像」は、
殆ど通用しないでしょう。 ・・・(続く)
だから、自分がいかにやり通していくか、
自らが信じて、選んだ方法で続けていくのが正しいことだと思います。
「どうやったら、大好きな陶芸を続けていけるか。」
ずっと作品を作り続けていくために、僕は今こうしています。
最終的には、自分を評価してくださった方々に対して、
自分のギャラリーを持つことがテーマですが、
まず、この作陶を通じて、いい出会いが沢山あればと願っています。
・・・最終目標に行く過程でも、やりたいことが山積みですよね(笑)。
御互い精一杯自分らしく、作品を発表していきましょう。
とりあえず、今のいちばんの悩みは、お金がない事です。
コレは真剣に悩んでいます。
陶芸の練習をたくさんしたいのに、陶芸教室に行くお金がない。
粘土を買うお金がない。電動ろくろを買うお金がない。
せつない…。
やるしかないけど、先立つものが無いのが苦しいです。
何とかして捻出しなきゃと、思案中です(涙)
きなこさんはこれからもいろいろな場所で陶芸を続けていくことに
なるんですね。
・・・となるとそれぞれの場所での出会いもとても重要ですね。
いいお教室とか、いい先生とか。
でも、マイナス面もあるかもしれないけどいろいろなところにお仲間が
増えて楽しいこともたくさんありそう(笑)。
きなこさんの陶芸の旅は出会いの旅でもあるんですね♪
>私の最終目標は「長生き」かなあ(爆)
これ、うけました。パソコンの前で大笑いしました。座布団3枚です(笑)。
たまちゃんの陶芸の旅は「集い」につながってるんですね。
私も面倒なことに足突っ込んじゃったなぁ、と思うこともありますが、
好きなんだから仕方ないですよね(爆)。
これからもずーっと土とうまくつきあっていけるのが理想だけど
きっと山あり谷ありだよね(笑)。
てるどさんは私からみると向かっている方向がとてもはっきりしていらっしゃる
なぁ、と思います。「ミニチュア陶器」という分野を極めようとなさってるし・・。
世界デビューの文字を見て、「ををを!!大きい!!」と思いました(笑)。
きっと世界各国にあの陶器をもって行ったらびっくりされるでしょうね。
世界進出、応援しますよ~!!
あつーいメッセージ、ありがとうございます。
souzyugamaさんは、「収入を得ること」と「陶芸を続けること」を
きちんと自分の中で区分けをしつつうまくリンクさせていらっしゃいますよね。
確かにたくさん作ったからといってたくさん収入が入るわけでもないし、
収入がたくさんあることが陶芸の喜びではないし。
答えのない世界だからこそ迷いながらでも自分が信じた道を進む事が
大事なんですね・・。うん。そうだ。
そっかぁ。資金ね・・・(涙)。
切実な問題ですよね、陶芸ってお金かかること多いし。
粘土の産地に住んでいれば安く手に入るけど、北海道に住んでいることで
そういうハンデもあるし・・・。
でもでも頑張って!!
続けていけば打開策も出てくると思います。
まずは作品を売ったお金で材料や道具代が出るようになるといいですね。