ヤエノムテキ会。
2007年 07月 23日
なのに昨夜のうちのメニューときたら「ますのみそ鍋」(汗)。
とってもおいしいますだったのですが、汗だくで食べました・・・(笑)。
ワタクシ、気温予想を大失敗・・・(爆)。
さて。
今日はやきものから離れたお話です。
私は競馬好きです。
とは言ってもいつも馬券を買っているわけではありません。
馬券が好き、というよりも美しいお馬たちが頑張っている姿を見るのがとても好き。
そんな私が競馬をはじめて間もない頃出会った1頭のお馬ヤエノムテキ。
ヤエノの名前を知っている人は少ないと思うけど、オグリキャップと同じ年というと
競馬をしない方でもちょっと親しみをもっていただけるでしょうか・・・。
とんでもなく男前。しかも派手(笑)。そしてやんちゃ(爆)。
明るい栗色の体に額から鼻先にかけて大きな流星(白い毛)。
そして四肢にはいた白いソックス。
「豪華系栗毛」が好きな私は一目ぼれ(笑)。
しかもG1二つも勝ってます。皐月賞と天皇賞(秋)。
ヤエノが抽選でようやく出られた皐月賞は毎年中山競馬場で行われるのですが、
この年(88年)は中山の改修工事で東京競馬場で行われました。
天皇賞(秋)は90年にレコードで優勝。このレコードは99年にスペシャルウィークに
破られましたが、9年間という長い間ヤエノがレコードホルダーでした(えっへん。笑)。
どちらも東京競馬場の2000メートルのレース。
この頃はオグリキャップやイナリワン、スパークリークなど強いお馬がたくさん走っていた
時代なのでG1ふたつは褒めてあげられる成績だと思います。
最後のレースは90年の有馬記念。
このレースはオグリキャップの引退レースでもありました(彼は劇的な勝利で引退!!)
で、ヤエノはというと・・・・レースの前にジョッキーの岡部さんを放り出し(つまり振り落とした、
ということですね。笑)一人で馬場を気持ちよく走ってきちゃったんです~(これを競馬用語で
「放馬」といいます)。
やんちゃ坊主にふさわしい引退の仕方(笑)。レースの前に一仕事終わらせたヤエノは
7着の成績で競走馬生活を終えました。
おととしヤエノに会いに行ったときの写真です。
・・・とヤエノの紹介がちと長くなってしまいましたが(爆)、彼は現在日高の浦河町にある
「日高スタリオンステーション」に住んでおります。
22歳。おじいちゃんです。
引退後の競走馬は女の子は繁殖牝馬として牧場に帰ることがほとんどです。
男の子たちは・・・というと成績がよかった子は種牡馬として牧場に帰ることができますが、
そのほか地方競馬に移籍したり乗馬になったり・・・といろいろです。
しかしこの「いろいろ」の中には本当にいろいろな意味が含まれており、行方不明になったり
人知れずお星様になっていたり・・・(涙)。サラブレッドは経済動物なので彼ら全員に
幸せな第二の人生は保証されていません。
ヤエノも種牡馬にはなったもののいい馬がたくさん種牡馬になった時代。
競争も激しくシンジケートもすぐに解散され種牡馬を続けていくのが難しい状況に。
その頃、競馬ブックで「ヤエノムテキ会」なるものが発足したというコラムを読んで
入会することにしました。
一般のファンが出資してヤエノの種牡馬生活を支援しようという会で、
幸いなことに私が捻出することのできる金額の会費だったので大好きなヤエノが
いつまでも元気にスタリオンで生活できるよう支援に加われるのならうれしいなと、思いました。
そんなこんなで支援を始めてもう8年目。
おととしの夏に会いに行ってからしばらく会えていませんが、ヤエノムテキ会の会報に
よると元気に過ごしている様子。
種牡馬登録はしているもののこの4年間種付けゼロ(笑)。お仕事がありません。
それでも日高スタリオンで皆さんに大切にしてもらって生活できるヤエノは幸せです。
他にも一般のファンの支援で余生を送っているお馬もいます。
引退馬の支援をしている会や積極的に引退馬繫養に携わっている牧場もあります。
サラブレッド1頭を養うにはお金はもちろんのこと、馬房や放牧できる土地、お世話する人手も必要です。
簡単な話ではありませんが、1頭でも多くの引退馬がゆっくりと余生を過ごせる環境が
増えるといいな、と1ファンとして願っています。
ヤエノの後ろに見える放牧地の倍以上ある
敷地を独り占め(笑)。
もちろんヤエノだけではなくここにいるすべての
種牡馬が同じように放牧されています。
・・・おっと、すっかり話が長くなってしまいました。
ワタクシ、お馬の話になると3日3晩語る自信あります(爆)。
先週土曜日には武豊騎手が20年で最多勝利数更新というニュースがたびたび
放映されていたのでご覧になった方もいらっしゃると思います。
そのニュースを観ていて・・・「ユタカがすごいのはもちろんだけど、そのとき騎乗していた
お馬はなんていう名前なんだ??走ったのは馬なんだから馬の名前もみんなに紹介しろ~!!」
と怒っていたのは私だけでしょうか(爆)。
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いるんですねー!初めて知りました~^^
会いに行ったりもできるんだあ!
それにしても血統が命のサラブレッドは種付けもかなりシビアなんですね
競馬は数回しかやったことは無いですが、お馬ちゃんは好きです。
ヤエノくんは、かなり自由人(自由馬?)だったんですね!
あこがれちゃいます(笑)
それにしても、サラブレッドの世界も厳しいんですねぇ。
ファンに支えられて、ヤエノくんは幸せ者ですね!
中央競馬会には「功労馬制度」というのがあり、G1を勝っているヤエノはその制度を受ける資格があるのですが、種牡馬生活を続けるのはその制度では難しいようです。
今は外国からもたくさんすばらしい血統のお馬たちが種牡馬として日本にやってきているので、競走馬を引退してもまた競争の世界に身を置く事に・・・。
ノーザンホースパークや日高ケンタッキーファームなどにも競走馬を引退したサラブレッドがいます。
たまちゃんもお近くへいったらぜひぜひお馬に会ってみてくださいまし~。
人懐っこい子もいますよ(笑)。
ふふふ。カワイイでしょう(笑)。
実物はもっとかわいいです(顔デカイけど。笑)。
横浜の根岸に「馬事公苑」というところがあり、そこへ行けばほぼいつでも
お馬を近くで見学することができます(たまに見学不可のこともあるようです)。
一面の緑とは行かないけど、お馬に会ってなごむことができる場所です。
根岸方面へ行ったときにはぜひぜひ。
引退後の盲導犬たちのテレビ番組、観たことあります~。
お馬は普通に生活している個人がひとりで引き取れる動物じゃないので
簡単じゃないですよね。「競馬」というだけでギャンブルだからイヤ、という方もいらっしゃいますし・・・。
馬の平均寿命は25歳くらいと聞いたことがあります。
現在のヤエノは72,3歳くらい。この写真の時は70ちょい前という
ところでしょうか。同年代のお馬に比べると若々しい馬体ですが、若い頃と比べると背中が下がってきました。
お馬たちに対する愛がたっぷり感じられる文章でした~
でもまだまだ語り足りなそう(笑)
華やかな馬たちも引退後は不安定な生活を送っているのですね。
私も馬券は買わないけど、馬を眺めるのは大好きです。
今度は美しい走り姿を見るためだけに 競馬場へ行こうかな。
お馬はほんとに美しいですよね。
以前はヤエノのような個性的で自由なお馬が多かったように思います。
今の子たちはクセがなく、素直な子が多いようですね(自由人ももちろん
いますが。笑)。
ずーっと同じ環境で生活できているヤエノはほんとに幸せ。
こういうふうに生活できる子が増えたらいいな~、と思います。
スタリオンの方が「年取ってもやんちゃなんだよ、こいつ!!」って
笑ってました。
語り足りないのが判っちゃいましたね(笑)。
どんな世界でも表と裏はあるものですが、華やかな世界ほど落差が激しいかもしれません・・・。
競馬場でみるお馬たちはほんとにきれいです。アスリート体型だし(笑)。
機会があったらぜひぜひ競馬場へ!!
以前大変大きなポニー「ラッチ」君に乗せてもらった時(ラッチはほんとにお前ポニーなのか!!というほどでかかったです)、
私はラッチにバカにされたようで(笑)すんごいだらだら歩きでそこのおねえさんに怒られてました(爆)。
馬に乗りなれてるかどうかっていうのも判っちゃうんですよね~。
ほんとにくやしいけど、カワイイです~(笑)。
日高スタリオンステーションにはダービー馬アグネスフライトもおります。
種牡馬ですから現役時よりころんとした体型になっていますが(笑)、
みんなきれいに手入れされていて男前ですよ!!
白いソックス、確かにはいてるね~。
馬の写真を、こんなにまじまじと見ることは、今までに一度もなかったよ。
よく見ると可愛いお顔をしているのね。
馬好きといっても、色んな馬好きが、あるんだね。
確かに、馬たちにとってみれば、華々しい舞台に立てたとしても、それは
ほんの短い期間で、その後の人生(馬生?)のほうが大変なんだね。。
お馬好きな方もけっこういらしてうれしい限りです(笑)。
なかなか身近にいないので、近くで見ることも少ないだろうし(動物園にも
いないしね。笑)。
彼らの人生(馬生が正しいのかな??笑)がどうなるかは人間の手中に握られているので、自分でこれがしたい、あれをしよう!!と決められる
私たちは自由だな、と思います。
いただきましたコメントは、誠に勝手ながら、ゲストブックの方へ転載させていただきました。
馬書庫やコラム書庫にムテキの記事もありますので、ぜひまたお寄りくださいませ。
またムテキ会の会報が届いておりませんので、ビックリしました(^^;。
K.Kさんには個人的にブログのお知らせはしていたのですが…。
もうすぐムテキ会公認のブログもやらせていただく予定でおります。その際はまたよろしくお願いします。